個人事業主・フリーランスになる7つのメリットと5つのデメリット

個人事業主になる7つのメリットと5つのデメリット 個人事業主

サラリーマンを辞めて、個人事業主(フリーランス)になろうと思っているんだ。

たんたん
たんたん

僕も、サラリーマンを辞めて個人事業主(弁護士)になったから、実際に感じている個人事業主のメリット・デメリットを説明するね。

個人事業主(フリーランス)になる7つのメリット

僕が、サラリーマンを辞めて個人事業主をやってみて、特に感じたメリットは、次の7つです。

  1. 経費を使って節税対策が取りやすい
  2. 売上が上がれば、その分収入に直結する。
  3. 自分の判断で
  4. 定年がない
  5. 好きな時間に働ける
  6. 通勤時間がかからない
  7. 嫌な上司や同僚との人間関係で悩まない

メリット1 経費を使って節税対策が取りやすい

個人事業主になれば、収入で仕事のために必要な物、例えばパソコンを買えば経費にすることができます。そうすると、支払う税金が安くなるのです。

 

他にも、仕事に必要な、電車代、タクシー代、取引先などとの接待飲食費、自動車購入費用、携帯料金など様々なものが経費にできます。

 

この点、サラリーマンは、給料で仕事に必要な物を購入しても、原則として経費にすることはできません。そのため、税金も安くならないです。

メリット2 売上が上がれば、その分収入に直結する。

個人事業主であれば、仕事を取って利益が増えればその分自分の収入が増えるんです。

 

100万円利益が増えれば、収入が100万円増えるんですよ!

 

その分やる気も出るってものですよね。

 

この点、サラリーマンは、会社の売り上げが増えても、給料がその分増えるわけではありません。

 

ボーナスが少し増えたり、昇給したりはあるかも知れませんが、微々たるものであることが多いですよね。

メリット3 自分の判断で全て決められる。

個人事業主は、仕事の内容・やり方・進め方など全部自分で決めることができます。

自分の好きなようにできますし、何より意思決定のスピードが速いので、事業の方向転換や挑戦もしやすいんですよ。

 

サラリーマンのときは、いちいち上司や先輩に、了解を得たり、無駄な会議に何時間も費やしたりしないと仕事を進められないことも多かったですからね。

メリット4 定年がない

個人事業主は、定年がありません。働こうと思えば死ぬまで働けます。

それがいいかはまた別の話ですが・・・

 

事業さえうまくいけば、年齢によって収入が下がるということもありません。

そのため、生涯収入が増える可能性があるのです。

 

この点、サラリーマンは、60歳や65歳で定年になることが多いです。最近は、定年になった後も再雇用やアルバイトをする人が増えていますが、それでも収入は現役時代と比べて大きく下がります。

メリット5 好きな時間に働ける

個人事業主は、好きな時間に働けます。

夜型の人はお昼12時からから深夜3時ころまで働くこともできますし、朝方の人は、朝5時から働くこともできます。

 

朝早く起きるのが苦手な人には、特にメリットが大きいですね。

夜型の人が朝早くに働くのは逆に生産性が落ちるという話も聞いたことがあります。

 

この点、サラリーマンは、毎朝決まった時間に会社へ出社しないといけないことが通常ですね。寝坊も許されませんよね。

メリット6 通勤時間がかからない

個人事業主は、好きな場所で働くこともできます。事業の種類にもよりますが、自宅で仕事したり、カフェで仕事をしたりすることもできますね。

 

なので、満員電車に乗る必要もないし、通勤時間もかかりませんね。

 

僕は何より満員電車が嫌いなので、これが大きなメリットですね。

 

この点、サラリーマンは決められた場所(会社)で働かないといけないことが多いですね。最近は少しずつ在宅ワークも増えているようですが・・・

メリット7 嫌な上司や同僚との人間関係で悩まない

個人事業主は、誰と働くかを自分で選べます。

 

自分一人だけで働いてもいいですし、家族を一緒に働いてもいいし、採用活動をして誰かを雇うこともできます。

 

この点、サラリーマンは、誰と働くかは選ぶことはできませんよね。

 

嫌な上司や同僚と働くのは、仕事自体がどんなに楽しくても、会社に行くのが嫌になりますよね。

個人事業主(フリーランス)になる5つのデメリット

個人事業主にメリットを感じることもあれば、当然デメリットを感じることもあります。

 

僕が実際に感じているのは、次の5つです。

  1. 収入が安定しない
  2. 残業代、休日手当、有給休暇がない
  3. 住宅ローンやクレジットカードの審査に通りにくい
  4. 厚生年金や退職金がない
  5. さびしい・・・

デメリット1 収入が安定しない

個人事業主は、とにかく収入が安定しないんですよ。

 

サラリーマンの時は、毎月同じ給料をもらっていたんですが、個人事業主になってからは、今月の収入が前月の収入の10分の1になってしまうこともありました。

 

でも逆に、前月の何十倍もの収入になったこともありますよ!

 

ただ、いずれにしても収入が安定はしないですね。

デメリット2 残業代、休日手当、有給休暇がない

個人事業主は、どんなに長時間働いても、休みを取ることなく週7で働いたとしても、残業代や休日手当は一切出ません。

 

また、有給休暇もないですから、休みを取ればその分だけ収入も下がってしまうことも多いです。

 

まあ、当たり前のことなんですが、たまにサラリーマンがうらやましくなったりします・・・

デメリット3 住宅ローンやクレジットカードの審査に通りにくい

個人事業主は、さっき説明したように収入が不安定のことが多いです。

なので、クレジットカードとか住宅ローン・自動車ローンの審査に通りにくいことが多いんです。

 

なので、サラリーマンのうちにクレジットカードを作っておくのがおすすめですよ。

個人事業主になってから、間もない時期にクレジットカードを作りたい場合は、審査が通りやすいカードを選ぶといいでしょう。

 

個人事業主のクレジットカードの選び方は、次の記事を参考にしてみてください。

個人事業主こそクレジットカードを使い分けるべき理由【大量ポイントでお得】
クレジットカードは事業用とプライベート用で分けた方がいいの? たんたん 弁護士で個人事業主でもある僕が、個人事業主のクレジットカードの使い分け方について説明します。 ...

デメリット4 厚生年金や退職金がない

個人事業主には、会社で半分負担してくれる厚生年金や会社からもらえる退職金がないですよね。

 

個人事業主は、老後の資金が不安なんですよ。

 

だからこそ、自分でしっかりと老後の資金対策をしないといけないんです。

小規模企業共済とかiDeCoとか、退職金や厚生年金の代わりになる制度を使うのがおすすめですよ。

なんといってもこれらは節税になりますからね。

 

詳しくは次の記事を参考にしてみてください。

個人事業主が節税できる最強の裏ワザ8選【300万以上税金が安くなる】
個人事業主の税金が高い!節税したいな・・・ たんたん 弁護士として個人事業主をやっている僕がこれまでやってみた節税方法について解説します。 個人事業主やフリーラン...

デメリット5 さびしい・・・

僕が個人事業主になって感じた、地味に一番大きなデメリットは「さびしい」ていうことですかね・・・

 

意外と冗談でもなくてこれは大きいんですよね。

 

サラリーマンのときは、やっぱりチームプレイてきな仕事があるじゃないですか。

個人事業主は、基本ソロプレイみたいな感じですし、特に人を雇わない場合は一人っきりの時間が多くなりますからね。

 

僕も、一日中、人と話さない日もありましたよ。

 

後は、人を雇ったとしても、会社員の同僚・先輩後輩や上司部下の関係とはちょっと違うんですよね。

 

雇用主と使用人の関係というか、やっぱりよりシビアな関係ですよね。よく言われる経営者は孤独っていうのもわかったような気がします。

個人事業主(フリーランス)とサラリーマンのメリットの比較

大まかに、これまで見てきた個人事業主のメリットをサラリーマンと比較して表にしてみました。

個人事業主 サラリーマン
収入の安定性 ×
老後の安心 ×
高収入の可能性 ×
働きやすさ ×
人間関係 ×

こうしてみると、一長一短というか、それぞれに良いところがあるんですよね。

結局、個人事業主(フリーランス)になって良かった

個人事業主にはデメリットも色々ありますが、結局、僕は個人事業主になったことを後悔はしていません。

 

むしろ、一度個人事業主の良さを知ってしまうと、もうサラリーマンには戻れないかも知れません。それほど多くのメリットを感じていますよ。

 

まあたまに、サラリーマンに戻りたいって思うことが全くないとはいえません(笑)

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