
個人事業や自営業の人は本業に集中して、投資はしない方がいいのかな?

僕は、個人事業主だけど、最近投資を始めたんだ。個人事業主や自営業の人が投資をするのはメリットもたくさんあると思うよ。その理由について解説するね。
個人事業主が投資をする5つのメリット
個人事業主や自営業の人が投資をすることは様々なメリットがあります。
ここでは、個人事業主が投資をする5つのメリットを紹介します。
眠っている事業資金を働かせることができる
個人事業をやっている場合、生活資金とは別に事業用の運転資金が必要ですね。また、それほど経費がかからないフリーランスの場合でも、収入の不安定さのために貯金をしている人は多いはずです。
このような資金を、銀行に預けていても、この低金利時代では、年0.001%程度の金利しかもらえません。
1000万円を1年間預けても、なんとたったの100円です!
そこで、事業資金や運転資金を貯金ではなく投資に回せば、お金を働かせてお金を増やすことができます。
そうすると、事業でお金を稼ぐ→そのお金でお金を増やす→増えたお金を事業や投資に回すという良い循環が生まれます!
実はこれは、個人事業主だけでなく、多くの大手企業もやっていることなんです!例えば、ソフトバンクが投資事業で稼いでいることは有名ですね!
個人事業主の方で眠っている資金がある方は、是非投資を始めることをおすすめします!
本業の不安定な収入をカバーできる
個人事業主や自営業の方は、サラリーマンのように毎月決まった給料をもらえるわけではありません。
なので、生活の不安定さに不安を感じる方も多いと思います。
そこで、近いうちに使う宛てのない余剰資金を、例えば高配当銘柄に投資することによって、定期的に配当金が入ってきます。
配当金の額は変更されることもありますが、多数の銘柄に分散投資するなり、高配当銘柄を組み入れているETF等にすれば、配当金額はかなり安定します。
そうすると、1年でもらえる大体の配当額は予測がつくんですね。
これは、毎月の収入が不安定な個人事業主にとってはうれしい安定収入となります。しかも不労所得ですしね。
個人事業主の方で、毎月の収入の不安定さに不安を感じている方は、是非投資を始めることをおすすめします。
確定申告をまとめてできる
投資をやっている場合、確定申告不要の特定口座の源泉徴収ありに設定している方も多いと思います。
ところが、この場合も、投資の損失を翌年以降に繰り越したり、複数の証券口座間で損益通算したり、海外株の配当金にかかった海外の税金を取り戻すためには、確定申告が必要です。
サラリーマンは普段確定申告をしないので、やり方がわからないとか、面倒くさいとかで、これらの場合も確定申告をせずに損してしまう方も多いはずです。
この点、個人事業主であれば、投資をしようがしまいが、確定申告はしているはずです。そのときにいくつか追加資料をつけるだけで、投資の確定申告もまとめてできるんです。これはそんなに難しくないです。
なので、個人事業主は投資に関する確定申告のメリットを簡単に受けられると言うことですね!
経済や会計に詳しくなる
何に投資するか、どの株を買うかを決めるためには、経済の動向をチェックしたり、会社の業績をチェックしたりすることも多いです。
投資をしていると、自然に経済や会計のニュースや情報をチェックするのようになります。
僕も、投資をする前には興味のなかったニュースを、今では自然と見てしまいます。
そうすると、気づいたら様々な経済や会計の知識がつくんですよね。お客さんと話すときも今まではついて行けなかった経済や会計の話題にもついていけるようになったりなんてこともあります。
個人事業主をやっている場合は、自分から情報を取りに行かないと、自動的に情報が入っていくるようなことはあまりないですからね。これは大きなメリットだと感じています。
本業の利益につながる
投資をしていると、どういうサービスがなぜ伸びているのかなども自然にチェックするようになるんですよ。
僕も普段の生活の中で、なぜこの商品が売れているのか?、どういう広告をしているのか?、利益率はどれくらいなのか?なんかを自然に考えるようになりました。
そして、こういうことを考えることは、個人事業主の本業にも生かせるんですよね。
社会にある多くのサービスを分析している内に、自分の本業の価値を上げるにはどうすればいいのかがみえてきます。
そうして自分の本業のサービスを向上させれば、本業による利益も増大しますね。
個人事業主が投資をする際に注意すべ点

メリットがたくさんあるのはわかったけど、やっぱり投資は怖いなあ。リスクも大きいだろうし・・・

たしかに、投資にはリスクはつきものだね。でも、投資はリスク管理がしやすいんだ。なんなら不安定な個人事業主の本業よりも低リスクではじめることもできるんだよ。
投資で注意すべき点は、なんといってもリスクがあると言うことです。元本が保証されないということですね。
たしかに、投資にはリスクがつきものです。
でも、個人事業主や自営業をやっている方は、そもそも安定したサラリーマンではなく、様々な魅力からあえてリスクがある道を選んでいるはずです。
そして、投資のリスクは事業によるリスクよりも管理がしやすいです。どういう商品にどの程度投資するかは、数秒で変更することができるからです。
ここでは、個人事業主が投資すべき際に、どのようにリスク管理をすべきかについて説明します。
何に投資するか?
まず、リスク管理で一番大事なのは、何に投資するかです。
ここでいう何に投資するかというのは、どこの会社の株を買うかというような話ではなくて、もっと大きな話です。
要は、株を買うのか、債券を買うのか、投資信託を買うのか、金を買うのか、株や債券は国内のものを買うのか、海外のものを買うのかということです。
これらの投資対象によって、リスクやリターンの大きさが全く異なるからです。
おおまかにいうと、リスクの高さは、海外株(個別)>国内株(個別)>海外投資信託>国内投資信託>海外債券>国内債券の順です。
投資信託は、その中で対象としている商品にもよるのでいちがいにはいえないですが・・・
なので、個人事業主の方で、本業による収入がかなり不安定なので、投資はできる限りリスクを抑えたいという場合は、リスクの低い投資信託や債券に投資することから始めるのもおすすめです。
現金比率をどれくらいにするか?
もう一つ重要なのが、現金比率です。
これは、投資に回すお金と預貯金として取っておくお金の比率をどれくらいにするかという問題です。
毎月定期的な収入があるサラリーマンの場合は、会社を辞めない限り給料だけで生活ができるはずなので、最低限の生活費を除いて全て投資に充てるという戦略も考えられます。
ところが、個人事業主の場合は、毎月の事業が赤字になってしまう可能性についても考慮しなければいけません。
そのため、サラリーマンよりも現金比率は高めておくべきだと考えています。
僕の考えでは、サラリーマンの場合でも現金比率は3割程度はあった方がいいと思いますが、個人事業主の場合は事業の安定性に応じて5割前後の現金比率は必要だと思います。
個人事業主におすすめの証券口座
個人事業主は、本業にできる限り時間を費やし、投資はできる限り簡単にかつ時間をかけずやるのがおすすめです。
そうすると、ネット証券で投資を始めるのがいいと思います。
僕は、次の4つの証券口座を利用しています。全部使いやすくておすすめですよ。
- 楽天証券
- 住信SBI証券
- マネックス証券
- GMOクリック証券
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